このコーナーはオレが見た映画・ビデオの感想を書くコーナーです。
映画館に行く際や、レンタルビデオ店でビデオを借りる際の参考にしてください。
ちなみにネタバレだ、(#゚Д゚)ゴルァ でお届け。
Movie 110古畑任三郎
あらすじ
警視庁の刑事、古畑任三郎(田村正和)の推理と今泉慎太郎(西村雅彦)の活躍(?)がウリのTVドラマシリーズ。
1st〜3rdシーズンまで作られたが、1だけは「警部補 古畑任三郎」というタイトルだった。コレは「古畑任三郎」で田村正和主演だと時代劇だと思われると判断したTV局サイドの意向だったらしい。そのため、視聴者に浸透した2ndシーズンでは「警部補」は取り外された。
なんで唐突に「古畑任三郎」かというと、先日、「新・乾いて候」という舞台の製作発表で田村正和が「『古畑任三郎』スペシャルの製作予定がある」と言ったらしいのだよ。それで。
ファンとしては嬉しい反面、複雑なわけで・・・。
三谷幸喜脚本ドラマの中ではズバ抜けて視聴率が高く、「三谷=古畑」なイメージが強いわけだが、「警部補 古畑任三郎」の時に見ていた人はそんなに多くなかったと思う。視聴率も15%だったはずだし。
オレは「警部補〜」の途中から見始めた。キッカケは高校のクラスメイトが「『警部補 古畑任三郎』ってドラマ、すげぇ面白いぞ」とクラスで大騒ぎしていたから。大騒ぎしてたクラスメイトの名前なんて覚えていないが、彼には感謝しておこう。
で、初めて見たのが古手川裕子が犯人の回だったのだが、下記のセリフがオレ的にツボ。
古畑:(ベランダに置いてある靴を見て)「今泉君、これどう思う?」
今泉:(すごく真面目な顔で)「クラリーノ?」(←言ってすぐに古畑にデコビンタされる)
このセリフがオレ的にすげぇ面白くって、以後、見続けるようになり、さらには三谷幸喜好きになったわけで。(当時から「振り返れば奴がいる」は好きだったのだが、両方とも三谷幸喜脚本だと知ったのはもう少し後のお話)
しかしながら、ミステリーファンには非常に不満の残るドラマらしい。たしかにトリック部分には無理がある話も多いし、動機は弱いし、解決方法も杜撰だったりする。
「『刑事コロンボ』のパクリ」との批判も多々。(元々が「『刑事コロンボ』みたいな刑事モノドラマを作りたい」って三谷幸喜&プロデューサーの意向で作られたドラマだから似てて当たり前なのだが)
オレに言わせりゃ「古畑任三郎」はミステリー部分に期待をしてみるものじゃないと思うのだが・・・。
あのドラマの面白さは三谷幸喜の脚本の面白さであり、古畑、今泉、犯人役のゲストのからみの面白さだと思う。
乱暴な言い方をすればミステリー要素はドラマを面白くするためのスパイスに過ぎない。
それだけに古畑と今泉の関係が濃密だった1stシリーズがドラマとしては1番面白かったかなぁ、と思う。(厳密に言うと1stシリーズ〜2ndシリーズ中盤)
1stだと今泉も多少変わったところはあったが普通の刑事だったし。2、3になるにしたがってオーバーアクションになっていって、キワモノっぽくなってしまったなぁ、という印象。
特に3では古畑サイドに西園寺君(アリキリの石井)と謎の男・花田(八嶋智人)が入った分、古畑サイドの面白みが減ったような気がする。(石井も八嶋さんも嫌いではないが)
何よりも田村正和の演技もオーバーになったし。
そして三谷幸喜好きでありながらこう断言するのは非常に忍び難いが、1st、2ndに比べると3rdの脚本自体面白くない。中には面白いエピソード(津川雅彦の回とか、市川染五郎の回)もあるが、全体的に焦点がぼやけた脚本が多い気がする。
そして三谷幸喜&西村雅彦好きならば避けて通れないのが2人の不仲の噂。
週刊誌の記事では数年前に西村雅彦が当時のマネージャーと不倫し、それを三谷幸喜が諌めたらケンカになって絶縁した、ということであったが、ここ数年、「古畑任三郎」3rdシーズン以外で西村雅彦が三谷作品に出たことは無いし、2人が一緒になったのはおそらく伊藤俊人さんの葬儀の時だけだろう。(伊藤さん演じる桑原技官もいい味出してただけに、古畑復活には複雑な心境なのだが・・・。)
真偽は定かではないが、もし本当だとすれば「3」での今泉の冷遇ぶりにも納得がいくし、ひょっとしたら復活しても今泉はいなくなってしまうのではないか?と勘ぐってしまう。
そして何よりも今は三谷幸喜が来年の大河ドラマ「新選組!」の脚本執筆に追われているはず。そんな時期に古畑SPを作るというのは、「古畑」、「新選組!」両方にとってマイナスではないのだろうか・・・。
まさか、三谷幸喜以外が「古畑」執筆?とかも考えるが、それは本末転倒だし。
と、そんなこんなで期待よりも不安の先立つ古畑復活。
復活する古畑を見たいような見たくないような・・・。放送したら見るけど。