胡珍秘酒家

 このコーナーはオレにとっていろんな思い出がある食べ物や飲み物を可能な限りレシピと共に紹介していこうというコーナー。
 オレの食生活とか、食に対するこだわりを感じてもらうもよし、彼氏や彼女、家族への食事の参考にするもよし。
 無論、1人淋しく食うもよし。
 ちなみに更新に関してはほかのコーナー以上に不定期の予定。
 なお、このコーナーで使用しているデジカメはコチラ
れしぴ 14 カマボコ

 

左から、青巻き、角焼き、昆布巻き、赤巻き、やわらか(シソ味)。右の写真は赤巻き断面。

作り方(というか今回は美味しい食べ方)

・ そのままワサビ醤油で
・ 軽く焼いて
・ 甘辛く煮て

・・・。結局のところ、普通のカマボコと食す方法は同じ。
 えー、郷土文化ちゅーのはどこの地方にもあるわけで。
 富山県の食文化で今のところ他の県の人たちが度胆抜かれるのはこのカマボコっすかねぇ?

 富山県のカマボコ(厳密な正式名称は「巻きカマボコ」)は普通コレ。
 どこのスーパーでも赤巻き、青巻き、昆布巻きは当然のように店頭に並んでいるし、ウドンやソバにはこいつらが入ってるし、祭りとか正月には大抵カマボコを食う。
 ちなみに細工カマボコといって、鯛とか鶴・亀をカマボコで作ったモノもあるが普通の県民はアレを食すわけではない。アレはあくまでも結婚式の引き出物で、県民自体そんなに喜んで食うわけではないし。(細工用なので通常のカマボコより味が劣る。甘辛く煮ると美味いけどさ)
 
 富山のカマボコの特徴は板がないこと。なので富山県民に「カマボコ板」という概念はない。
 あとは特徴のある形状ですかねぇ?(岐阜県高山市在住のアニキの話だと高山市ではカマボコというとコレらしい。まぁ、地理的条件から富山から輸入(?)されたためコレで定着したのであろう)
 しかしながら誰の賛同も得られないのが
 特に青巻きが許せないらしい。
 今までも友人・知人には「食べ物の色じゃない」、「こんな色はカキ氷のブルーハワイ以外にありえない」、「そもそも食べ物を青くしようと考えるセンスが謎」、「味は美味しいが食欲がなくなる」、「青色1号使ってるよ!!」(着色剤。発ガン性あり)などとエライ言われよう。
 味はいい、むしろ普通のカマボコよりもプリプリで美味いと評判なのに・・・。
 赤巻きも青巻きにくらべりゃまし、ぐらいの言われようだし。
 全国でも有数のカマボコ製造県&消費県でありながら自国での製造・消費で全てまかなってるのは富山県カマボコの特異性が原因なのだろうか?

 ちなみに研究室の面子にも不評だったよ、色が。特に青巻き。