真・こちんぴ雑記帳

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3月27日 桜は満開の手前に見たい。葉っぱが出てくると風情が無いし
 今日、地元のニュースを見ていたら、富山で桜の満開宣言が出たらしい。早いな!
 富山における標準木(松川べり)は富山の中でも桜が咲くのが早いほうだが、それにしても今の時期に富山で桜が満開というのは記憶にない。実際、観測史上最速だそうな。
 先週高速道路を走っていたら、沿道の桜がある程度咲いていて驚いたのだが、このカンジで行くと近所の名所は今週末にそれなりな咲き具合なんだろうな。おそらく来週だと遅い。
 コロナ前はこの時期に旅行に出かける事も結構あったんだよなぁ。県外の桜を見に行くための旅。
 年によっては見に行ったらもう終わってた、みたいな事もあったけど。桜はそのあたりの見極めが難しい。
 今年は4月に県外に行く用事があって、そのために会社を休むので、お花見のための旅行は無し。来年はどこか行きたい。

3月30日 「博士号は等価交換なので、取得すると人間として大事な何かを失う」というのがオレの持論

 今日、メーカーの営業がやってきた。このメーカーから購入している資材のスペック変更提案で、メーカーはグイグイくるのだが、ウチの会社が慎重姿勢なので説明に。
 オレは立場上、先方が提示してきたサンプル品の評価をしている。先方のカタログスペックが本当なのか?って検証もいるし。要は慎重姿勢の要因がオレ。
 そんなオレに対し、先方営業がやたらと「こちんぴ博士のおチカラで何とか」的な事を連呼してて、そーいえばオレは博士だったんだ、とふと思った。
 博士号なんてそんなモンです。
 そもそも、普通の生活していて「○○博士」なんて呼ばれる事は無いからなぁ。せいぜいが、死神博士くらいだろ?博士って呼ばれるの。
 就職でも修士号までは取得するメリットはあるが(修士号があるほうが研究職希望が通りやすい)、博士号まで持つと「研究バカ」と思われて汎用性がない、と昔はよく言われた。
 今もそうだろうと思う。博士号取得の頃は年齢もそれなりだし、それなりの努力や苦労の末に取得するので、やっていた研究には思い入れもプライドもある。一方でそれが一般企業でフィットするかどうか、は別のハナシだ。
 オレ自身、大学で研究を続けるには向いていない性格だったのかな?という気がする反面、大学を離れて今の会社にアジャストするまで、それなりの年月を要したなぁ、という気もする。少ない方だとは思うけど、拘りがあったんだろうなぁ、何かと。
 改めて博士号を取得して何が良かったんだろう?と考えてみたが、学問的な部分ではあまりピンとこない。
 あえていうと精神的にあれほど追い詰められる日々はあまり無いな、ということだろうか。今の会社に入って当然、理不尽に思うことは多々あるし、転職を考えたことも何度もあるが、そこまで切羽詰まった感は無い。そう思うと、論文が書けないことと先行きの見えなさ加減で鬱屈していた日々は無駄ではなかったのかもしれん。
 修験者の山籠り的な?ある種、人生に悟りを開いたと言えなくもない。
 まぁ、戻りたくはないですがね。オレの人生で戻りたくない頃はいくつかあるが、その中でもトップクラスと言える。
 (ちなみに戻りたいのは大学3年~大学4年の2年間のお気楽な日々。次点は初恋の人に告白しておくべきだった、という1点のみで中学生の頃)
 なお、今の仕事的には名刺に「博士」と書いてあるよりも、「ごはんソムリエ」の肩書のほうが掴みとしては大きい。そんなモンです。

4月1日 出張自体あんまり無いしなぁ。私服通勤ということもあり、スーツなんて10年以上買い替えてない

 今日から新年度。
 自転車運転時のヘルメット着用が努力義務となったが、車を運転していたらフルフェイスでママチャリ乗ってる人を見かけた。
 安全なんだろうけど、流石にどうなん?

 新年度になったので、正式に課長に昇進した。
 ちなみに課長初仕事は今日、無理言って休日出勤してもらった部下へのスイーツ差し入れ。嗚呼、なんて平和な初仕事。
 部下に「課長になりました」と報告したら、みんな「おめでとう」という。ウチの親に報告した時にも言われた。
 やっぱり世の中的には昇格はめでたい事なのかねぇ?以前も書いたが、個人的には会議は増えるし、給料は同じか下手するとマイナスだし(課長手当よりも副課長手当+残業代のほうが高いため)、そんなに嬉しいわけではないのだけど。
 とはいえ、ちょっとお高い名刺入れを衝動買いしてしまったので、少しは浮かれているのかもしれん。
 ちなみに今の勤務だと、名刺交換の機会はそんなに無い。