このコーナーはオレが見た映画・ビデオの感想を書くコーナーです。
映画館に行く際や、レンタルビデオ店でビデオを借りる際の参考にしてください。
ちなみにネタバレだ、(#゚Д゚)ゴルァ でお届け。
Movie 103クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
あらすじ
いつも以上に侘しい朝食な野原一家。
しんのすけ(CV:矢島晶子)は怒るが、実はみさえ(CV:ならはしみき)が晩ご飯の焼肉のために超高級肉を買ったことで食費を切り詰めた結果、朝食が質素になってしまったのだった。
事情を知って大喜びのしんのすけ、ひろし(CV:藤原啓治)、ひまわり(CV:こおろぎさとみ)、シロ(CV:真柴摩利)だったが、そんな中、謎の白衣の男(CV:石丸博也)が野原家に助けを求めにやってくる・・・。
こうしてトラブルに巻き込まれた野原一家は何故か全国指名手配犯に!!無事に晩ご飯に焼肉を食べる事はできるのか?
「クレヨンしんちゃん」好きのHP管理人、こちんぴでございます。
って、ことで去年に引き続き、映画館までクレヨンしんちゃんを見に行ってまいりました。
チケット売り場で「『クレヨンしんちゃん』1枚」と言ったら後ろにいたカップルに「えー、あの人ひとりでしんちゃんだよー!!」と小声で言われたり、上映前の家族連れしかいない劇場内で気まずい思いをしたりと、ある意味罰ゲームチックな体験は去年と変わらず。
劇場自体はやたらとチカラ入れてたねぇ。
近所のワーナーマイカルに行ったのだが、1番大きいスクリーンを使用し、さらに着ぐるみのしんちゃん&ひまわりが記念撮影会やってたし。
去年に比べると確実に優遇されている。
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ戦国大合戦」の評価が高かった事や、「戦国大合戦」が様々な賞を取ったことも無縁じゃないとは思う。
さて、今作からは監督が交代したのだよ、「クレしん」シリーズ。
映画版「クレヨンしんちゃん」では「アクション仮面VSハイグレ仮面」〜「ヘンダーランドの大冒険」までが本郷みつる監督。「暗黒タマタマ大追跡」〜「戦国大合戦」までは原恵一監督。
で、今回から監督が水島努監督になった。実は、「クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦」と同時上映だった「クレしんパラダイス メイド・イン・埼玉」の監督だったし、今までのクレしん作品のギャグ部分は大抵この人が担当。
そして今回の映画は「90分笑いっぱなし」を目標に作られた作品とのこと。ハッキリ言えばその時点で、「オトナ帝国」や「戦国大合戦」みたいなテイストを求めたお客さんには向いてない。
つーか、「オトナ帝国」や「戦国大合戦」が子供向け映画としては極北のところまで行ってしまった感もあるので、今年の作品は軌道修正というか原点回帰といえると思うのだが。
そーいえばここ数年ご無沙汰だったオカマネタ(ひろしの女装&マッチョなホモが脇キャラで登場)、原作者登場ネタ(トモちゃんに群がるヲタの中にいた気がする)があったねぇ。
で、感想としてはイマイチ消化不良というか、物足りない。オレ自身は「オトナ帝国」や「戦国大合戦」も好きだが、普段のTVシリーズも好きだし、「今年は笑えそうだな」ってのを知ってて見に行ったがそれでも物足りない。
笑いだけど、かなり小さいお友達(子供)連中は笑っていたと思う。特に前半部分。
今回の映画は過去の作品と比べても下ネタ比率が高かったんで、子供にわかりやすかったのかもしれない。(まぁ、過去にあった背番号「3」ネタとか、怪獣映画のパロディとか、大きいお友達(大人)しかわからないネタに比べるとわかりやすいよな、やっぱり)
あと劇画タッチのシーンで子供の笑いは多かった。たしかにあのキャラが劇画タッチになるのはそれだけで笑えるけど。(個人的にはちょっとクドかったけどね)
しかしながら笑い的にもストーリー的にも中盤はちょっとダレたなぁ。後半つーか、ぶりぶりざえもん登場シーンになって多少挽回したけど、前半の飛ばしっぷりに比べて笑いは少なかった。(ぶりぶりざえもん登場は受けてたけど)
今回の映画が個人的にイマイチだなぁ、と思った最大の理由はハナシの一貫性のなさが原因だと思う。
今回の敵組織(スウィートボーイズ)が何をやりたいのかってのが明確でない上、明らかに方法論的に間違いだろ?と思うようなカンジだったり、敵幹部の手の引き方がアレレ?ってカンジだったり。
そして野原一家の目的の「晩ご飯に高級焼肉を食べよう」って理由も弱い。アレが「当日までが有効期限の高級焼肉屋の商品券」とかならともかく、「家にある高級焼肉用パック肉」ってのがねぇ・・・。切迫感が薄いんだよなぁ・・・。
まぁ、ここらへんは「大きいお友達視点」なのかもしれないが。
あと今回は映画のパロディー要素がやたらと多い。「地獄の黙示録」、「E.T.」、「少林サッカー」あたりは何となくわかったが。(ほかにもあるかも)
というか、「地獄の黙示録」を見たことがあるかどうかは結構大きい要素かも知れない。やっぱ、予習で見といてよかった、「地獄の黙示録」。(近代戦争モノ映画がキライなので、こーいうことがない限り絶対見てなかったと思う)
見てない人にとってはあまり面白く感じれないだろうなぁ、そこらへんも。
しかし、本郷監督の時はファンタジー色の強い作品だったし、原監督の時はマニアックな視点というか、「大きいお友達向け」視点な作品だったなぁ、と思うのだが、水島監督作品のシリーズの方向性はどうなるんだろうか?
よかった点としてはレギュラーメンバーが参加してたこと。かすかべ防衛隊も大活躍だったし、園長先生&松坂先生&吉永先生&神尾先生やみっちー&よしりん、ななこお姉さん、アクション仮面&ミミ子君、しんちゃんちの隣のオバサンなどTVシリーズでもおなじみのキャラが登場するとなんか嬉しい。前作の「戦国大合戦」ではほとんど出番がなかったし、レギュラーのみなさん。
ぶりぶりざえもんの復活は賛否両論かも?一応、声を当ててた塩沢兼人さん死亡にともない、原作者とアニメ制作スタッフの間で「ぶりぶりざえもんは登場しても代役声優は使わない」という事になっていて、その原則は守られているものの、どうしても、ぶりぶりざえもんを見るとあの特異なキャラを思い出してしまうから。
ハデに動き回るぶりぶりざえもんが見れたのは嬉しいけど。
そうそう、忘れちゃいけない「芸能人チェック」。
いつも通り、クレしん映画におなじみの芸能人ゲストが今回も登場。今回は主題歌も歌う華原朋美。
デパート屋上でコンサートを開いてるアイドルの「ともちゃん」役。「よろチクビー」なーんて台詞もあったものの、特に違和感なし。少なくとも「ブタのひづめ」のIZAMの時や「嵐を呼ぶジャングル」の小林幸子に感じた「とってつけたようなゲスト出演」感は少なめ。やっぱ、少なめなだけであるけどね、違和感。しんちゃんとカラミないし。
「ヘンダーランド」の雛形あきこは上手い使い方だったし、「温泉」の丹波哲郎は有無を言わせぬ説得力があったし、「オトナ帝国」の小堺一機&関根勤は演出効果の一環になってたし(映画内で流れる「過去のTV映像」担当)、「戦国大合戦」の雨上がり決死隊は上手すぎてどこに出てたかさっぱりわからなかったし。
そーいった意味でも、まぁ、可もなく不可もなく。
今作の評価はおそらく辛いだろうと思う。つーか、「オトナ帝国」、「戦国大合戦」の後だとどの作品もキツイとは思う。(でも、それ以前の作品と比べても「ヘンダーランド」や「ブタのヒヅメ」には遠く及ばないし、「温泉」や「ジャングル」のほうが好き)
「ヤキニクロード」も面白かったけど、ここ数年で「クレしん」映画のファンのハードルが上がってる、っては確実にあるし、それだけに「これじゃちょっとな・・・。」って意見が多くなるだろうとは思う。
ただ、本郷監督第1作目の「ハイグレ魔王」や原監督第1作目の「暗黒タマタマ」もそんなに面白い作品だったとは思わない。やっぱり、第1作目だとそれぞれ持ち味を出し切ってないし。
来年に期待かな。