こちんぴ秘宝館

 このコーナーは管理人こちんぴにまつわるアイテムたちの写真とか画像とそれにまつわる思い出を書いたりするコーナーです。
 意外なものとかすごいお宝があるとかないとか。
 ちなみに、デジカメ使用時に使ってるのはコイツですわ。
 
FILE 14  ケンドー・カシン



 と、いうわけで前回予告した通り、何でもアリなバーリトゥードな様相を呈してきたこのコーナー。
 で、
バーリトゥードと言えば、ケンドー・カシンでしょ?ってことで。(かなり強引。mochiyaだけか?ついてきてるの)
 ケンドー・カシンはマスクマンのプロレスラーで、新日本プロレス所属のJr.ヘビー級の選手。
 正体は
石沢常光
 まぁ、このことはプロレス好きならば公然の秘密なので、公表しても問題はあるまい。
 さて、物心つく前から
「世界のプロレス」(アメリカのプロレスを放送する番組。ロード・ウォーリアーズやリック・フレアーが毎週登場)を見、小学生時代は当時ゴールデンで放送されてた「全日本プロレス中継」で2代目タイガーマスク(三沢光晴)に萌え、輪島のプロレスデビューを見守ったオレだったが、本格的にプロレスを見るようになったのは中学生の頃。
 当時、
「ワールドプロレスリング」(新日本プロレス)は夕方4時からの放送(よくゴルフ中継のせいでつぶれた)で、「全日本プロレス中継」は深夜枠だった。
 オレはそのころはガチガチの新日派(イメージ的に全日はテンポが遅かったのだよ。もうこの頃には超世代軍VS鶴田軍の抗争がメインで非常に面白くなっていたというのに・・・。この頃から見とけばよかった、と高校生になった頃から全日を見るようになったオレは非常に後悔をしたものだ)だったのだが、そんな頃にデビューしたのが石沢。
 「闘魂クラブ」(オリンピック候補生がそろった新日のエリート集団)出身で、元全日本アマレスチャンピオン、という肩書きだったのだが、
非常に地味な選手だった。
 
だって、技がエルボーとタックルぐらいなんだもの。
 絶対に飛び技はしないし、華麗なロープワークも見せないし、投げ技もブレインバスター(しかも試合に詰まると乱発してたし)ぐらい。
 当時、新人のコーチ役だった馳浩(現・衆議院議員)に
「カネの取れないレスラー」と言われ、同期には「コイツは辞めちゃうんじゃないか?」と心配されっぱなしだったそうな。
 試合も連戦連敗。まぁ、この頃は若手の層がものすごく厚かったし。(山本(現・天山)、西村、金本、小島(この4人が「ヤングライオン四天王」と当時呼ばれていた)、中西、永田(共に「闘魂クラブ」出身。石沢と違いプロレスに馴染むのが早かった)、大谷(生え抜きの若手ながら、派手な飛び技連発で人気者に)、高岩(当時の石沢のライバル。この頃は今ほどパワーも無くて、鳴かず飛ばずな選手だったね))
 で、オレは石沢と高岩のファンでございました。嗚呼、判官びいき。
 その後、石沢は
関節技という絶対的な武器(当時はIV(石沢ビクトリー)ニーロックが決め技)に活路を見出し、それを他の誰よりも習得することでメキメキと頭角をあらわし、若手の登竜門と呼ばれる「ヤングライオン杯」に優勝。海外遠征することになったわけだ。
 海外だと日本人にはオリエンタルで怪しげなヒール(悪役)、ってのが求められるわけで、「ケンドー・カ・シン」なるリングネームと今のマスク姿に変身。(リングネームは帰国後しばらくして「ケンドー・カシン」になった)
 実は石沢自身、根っからのプロレス好き&マスク好きだったのでこの変身にはノリ気だったらしい。(新弟子時代にスーパー・ストロング・マシンにマスクをおねだりしたのは有名な話)
 海外でさらにテクニックを磨き、凱旋。
 凱旋時に素顔に戻る事とウエイトをヘビーのウエイトに戻す事を強要されたが頑なに拒否。(
ウエイトを増やすと自分の理想とするファイトスタイルが出来ない、というのがその理由。こういうのも好感度大)
 で、海外で磨いてきたのはテクニックだけじゃなくて、一休さんばりの
トンチ
 まず、技の1つとして
「ジュラルミンケースで襲撃」とか「飛んできた相手をジュラルミンで迎撃」とかの凶器攻撃が追加。
 さらに「あのベルトはカッコ悪い」など言って、Jr.ヘビー級チャンピオン時代には
「オレ様ベルト」を作り、それを腰に巻いて防衛戦。(さらにベルト認定書をリング上で破り捨てたり)
 そしてカシンといえば、試合後のコメント。
 リーグ戦の優勝賞金を
「コソボに寄付する」と言ったり(ホントに優勝したら100万円寄付した)、試合についてどう思うか聞かれたときに「お前が考えろ」と返したり、対戦相手の研究はしたのか?と記者に聞かれて「お前が研究しておけ」と返したり・・・。(詳しくはココのHP参照)
 こういうところがプロレスしてるなぁ、ってカンジで昔の武骨なレスラー時代を知ってるだけにニヤリ、とさせられる。
 ほかにもカシンはマスク、コスチュームを色違いで数点(マスクは数十点)持っていて、常に異なるコーディネートを心がけている。こーいうのもプロレス心あふれるカンジで○。
 無論テクニックも超一流。
 ものすごい早い「飛びつき式腕ひしぎ逆十字固め」はもちろん、最初見たときに度胆を抜かれた
「雪崩式腕ひしぎ逆十字固め」(そもそも関節技なのに雪崩式、ってのはスゴイ)は必見!!(ちなみにそれ以外の技は基本的に石沢時代と同じ。せいぜい裏DDTが増えた程度)
 最近は素顔の石沢としてバーリトゥード界に進出(最初は2分でKOされたが、同じ相手に先日KO勝ちでリベンジ!!しかも相手はひざ蹴りでわき腹骨折)してるが、そろそろケンドー・カシンとしても復活の予定。
 エキセントリックなカシンと強い石沢。
 まさにジキルとハイドなカンジのケンドー・カシン(石沢常光)は今一番プロレスラーらしいレスラーだと思う。