こちんぴ音楽店
このコーナーは管理人、こちんぴが最近イチ押しの曲やお気に入りのアーティストの曲を基本的に紹介。
また、お気に入りアーティストについてのコメントやライブレポも掲載する事アリ。
SONG 32
勝手にしやがれ
沢田研二
♪ちゃちゃんちゃちゃんちゃ〜ん、ちゃちゃんちゃちゃんちゃ〜ん、ちゃらちゃんちゃんちゃんちゃらちゃちゃちゃちゃん♪
ちゅーことで、今回は「勝手にしやがれ」。言わずと知れた沢田研二(ジュリー)の代表曲(オレのカラオケでの持ち歌の1つでもある)。
オレは今年で25歳だが、ジュリーの全盛期は当然ガキなので覚えていない。
ちなみに「勝手にしやがれ」発売時(1977年)、オレは1歳でございました・・・。
オレの中のジュリーの記憶といえば、紅白歌合戦で「TOKIO」(だったと思う)を歌った際に純白のスーツが歌い終わった後、銃撃される演出で真っ赤になったということぐらい。
それ以後の記憶は正直ないなぁ。(ウチのアニキ(今年29歳)はいろいろと覚えているらしい。祖父の帽子をかぶってよくマネをしてたそうだ)
ジュリー自体、それ以後も数々のヒットはあったのだけど、正直行き詰まり感は否めない(シングルコレクションなんかを聴くと実感)し、映画やドラマ、ライブ活動のほうに活動の場を移行してったってのもあるだろうし、歌番組自体が減った、って事もあって「歌手 沢田研二」としての印象は非常に薄い。
まぁ、映画「魔界転生」とか各種TVドラマとか、いい仕事してるんだが。(映画「太陽を盗んだ男」はオレの中ではベスト3に入る作品だし)
で、最近。
すっかりいろんなイミで丸くなったジュリーがTVに出るようになった。(一時期TVに出てなかったのは前所属事務所との移籍トラブルかららしいが、詳しい事はちょっとわからん。昔の曲を歌わなかったのも「昔の歌手」じゃなくて現在進行形の歌い手であることをアピールするとともに、そのことが影響してる、とのハナシだが)
そして過去のヒット曲をTVで再び歌うようになったわけだが、今聴いてもいい。
さすがに今聴くとツラい曲も多い(「Oh!ギャル」とか)が、今聴いても十分にいい曲も多い。(「時の過ぎ行くままに」とか「君をのせて」とか「ヤマトより愛をこめて」とか「サムライ」とか。ほかにも多数)
この曲もそんな一曲。
1977年の各種音楽賞を総ナメにしたのもわかりますな。(ちなみにレコード大賞大賞も受賞)
ジュリーがその後のいわゆるアイドルと異なる点は歌唱力および歌の説得力だろう。
上手いか?っていうと正直微妙(いわゆるヘタウマだとオレは思う)だが、ジュリーにしか歌えない歌、っていうか、ジュリーしか持っていない雰囲気というか。
秀樹とかヒロミゴーもそんなカンジ。(歌唱力という点ではジュリーのほうが圧倒的に上だが。オレの中ではジュリー>秀樹>>>>>ヒロミゴー)
マッチとかトシちゃんにそーいうのは求めちゃいけないというのはわかってるけど。
しかし、「歌謡曲」と呼ばれていたものがいつのまにやら「J-POP」となった昨今、「歌手」というか「歌い手」が減った気がする。
この頃の歌手の持つ「歌の説得力」と「歌の寿命の長さ」ってのは今のシンガーにはないものだもの。(音楽をめぐる環境が違うって言えば違うけどさ)
歌謡曲っていうと古臭いイメージだけど、いいものはいい、ってことさ。 「